人間関係がうまくいく方法~「印象」がとても大事!「ハロー効果」

この記事では、良い人間関係を築く方法について、「印象」に注目してご紹介します。

今回ご紹介する「ハロー効果」を活用すれば、相手に良い印象を持ってもらうことができます。

ハロー効果とは

ハロー効果(光背効果)
人が持っている良い面・悪い面に対する評価がその人の全体的な評価にまで影響する現象。

つまり、出身校が有名大学であったり勤め先が大企業であったりすると、その情報だけで無意識のうちにその人自身の人格なども高く評価される傾向にあるということです。

したがって、名刺やインターネット上のプロフィールなどに肩書き・持っている資格・これまでの実績のようなポジティブな情報を記載しておくと相手に良い印象を持ってもらえる可能性が上がるでしょう。

ちなみに、ここまで「良い面・悪い面」「ポジティブな」などと一括りにしてご紹介しましたが、ハロー効果はポジティブにもネガティブにも働くため、以下のように分けられることもあります。

ポジティブ・ハロー効果

人が持っている良い面に対する評価が、その人の全体的な評価にまで影響を及ぼします。

上に挙げた例がポジティブ・ハロー効果といえますが、他の例も記しておきます。

<ポジティブ・ハロー効果>
身だしなみが良く紳士的な外見

・仕事ができそう
・頭がよさそう
・収入が多そう

 

<例>
・面接…短い時間の中で採用すべきかを判断するため、学歴・資格・語学・実績が有利に働く場合がある。
・CM…イメージキャラクターに好感度が高い有名人を起用する。

ネガティブ・ハロー効果

人が持っている悪い面に対する評価が、その人の全体的な評価にまで影響を及ぼします。

<ネガティブ・ハロー効果>
だらしない外見

・仕事ができなそう
・礼儀を知らなそう
・収入が少なそう

<例>
・年齢差で判断する人…自分の育った時代の価値観を良い・若者が育った時代の価値観を悪いとして、「今どきの若いモンは」と何かにつけて否定する。
・CM…起用していた有名人のスキャンダルによって、商品そのものに問題はなくても売り上げが下がる。

このように、ハロー効果はポジティブにもネガティブにも作用します。

まとめ

今回は、目立った情報が印象を左右するハロー効果についてご紹介しました。

◎ハロー効果(光背効果)…人が持っている良い面・悪い面に対する評価がその人の全体的な評価にまで影響する現象。

◎プロフィールなどに肩書き・資格・実績のようなポジティブな情報を記載しておくと、相手に良い印象を持ってもらえる可能性が上がる。(ポジティブ・ハロー効果)

◎だらしない外見など人から好まれにくい面が目立つと、自身の全体的な評価まで下がってしまう恐れがある。(ネガティブ・ハロー効果)

ビジネスにおいては、同じレベルの知識を持っているとしても、清潔感があってきちんとした態度の人が好まれることはよくあります

また相手との心の壁がなくなり、商談がスムーズにいくケースも大いにあります

初頭効果・親近効果と組み合わせてハロー効果をうまく活用すると、相手に良い印象を持ってもらうことができ、良い人間関係を築くことにつながるでしょう。

 

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