フレーミング効果 重要

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表現が変われば印象も変わる
フレーミング効果…論理的に等価の問題であっても、選択肢の表現の仕方や枠組みの違いが選好に影響する現象。

 

つまり、まったく同じものを異なるものであるかのように解釈する心理効果です。

 

「フレーミング」の語源は「フレーム(frame)」にあります。

 

フレームが写真や絵画などに使われる額縁を表すところから、情報をフレームでどのように切り取るかによって見え方や印象が変わってしまうことを指しています。

 

 

 

●フレーミング効果が起こる原因

フレーミング効果が起こる原因として、人間の評価パターンが挙げられます。

 

人は、複数の中から選択をするとき、絶対評価よりも相対評価をする傾向があります。

 

客観的に見て合理的な判断を下さない場合があり、表現を変えることで捉え方が変わるのはこのためだといえます。

 

 

 

●フレーミング効果の実験

フレーミング効果は、「アジアの疾病問題」という有名な実験によって証明されました。

 

実験内容は以下のとおりです。

 

複数の学生をターゲットに2つの問題を設け、その問題の解答として何を選ぶかを調べます。

 

<問題1>
600人が死亡すると予想される特殊なアジア病の流行に備えて、2つの対策が提案されている。
対策A:200人が助かる。
対策B:1/3の確率で600人が助かるが、2/3の確率で誰も助からない。

 

問題1の解答結果は、Aが72%、Bが28%でした。

 

<問題2>
600人が死亡すると予想される特殊なアジア病の流行に備えて、2つの対策が提案されている。
対策C:400人が死ぬ。
対策D:1/3の確率で誰も死なないが、2/3の確率で600人全員が死ぬ。

 

問題2の解答結果は、Cが22%、Dが78%でした。

 

 

 

実は、表現を変えただけで対策Aと対策Cの内容は全く同じです。

 

また、対策Bと対策Dの内容も全く同じです。

 

しかし、学生の解答の比率は逆になっています。なぜでしょうか。

 

問題1では「助かる」ことに焦点を当てており、問題2では「死ぬ」ことに焦点を当てています。

 

人は利益を得る場面では、リスクを避けて確実に手に入れることを優先し、損失を被る場面では、リスクを負ってでも最大限に回避することを優先する傾向があります。

 

したがって、問題1で「助かる」ことに焦点を当てた場合は、全員が死ぬリスクを避けて助かる人数を確実に確保したい心理が働くため、確実に200人が助かる対策Aを選びやすくなります。

 

一方、問題2で「死ぬ」ことに焦点を当てた場合は、リスクを負ってでも死なない人数を最大にしようとする心理が働くため、誰も死なない可能性がある対策Dを選びやすくなります。

 

 

 

●フレーミング効果の例

①オレンジジュースの表示

 

A:果汁20%
B:果汁以外80%

 

同じ内容ですが、Bのオレンジジュースに惹かれる人は少ないはずです。

 

 

②サービスの表示

 

A:満足度95%
B:不満度5%

 

どちらのサービスも満足度は同じですが、Aの方が良いサービスのように感じます。

 

③飲食店での表示

 

A:500円ランチ
B:ワンコインランチ

 

ワンコインの「ワン」は1つという意味でお手軽なイメージがあるため、500円という表示よりも注目されやすいです。

 

 

 

以上のように、表現の仕方によって印象を変えることができます。

 

フレーミング効果をうまく活用することで、人や物のイメージアップなどよりよい結果につなげることができるでしょう。

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