「今時の若いモンは」に隠された心理~若者批判の心理学

よく「最近の若者は××だ」という言葉を耳にしませんか?

たしかに、科学技術の進歩などによって暮らしや人々の意識が昔と今で異なる部分は多いと思います。

 

ですが、職場や家庭といった様々な場所で共に生活していく上では理解し合っていくことが必要です。

そのために、若者を批判する人の心理や対応策についてご紹介していきます。

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若者を批判する人の心理

「今どきの若者は…」という内容はエジプトのピラミッドにもかかれていたそうです。

つまり、人は大昔から若者を批判してきたということです。

 

ということは、現在若者を批判している人の中には、本人も若い頃に批判され、悔しい経験をした人もいることになります。

 

不満を持っていたであろうことを月日が経って自分が同じ立場に立った時に他人にしてしまう…

なぜでしょうか?それには以下の2つが関係しているといえます。

 

承認欲求

自分が価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求のことです。

 

例えば、自分のSNSで発信したことに対して「すごい」「おもしろい」などのコメントがたくさん寄せられた時に嬉しくなったら、それは承認欲求が満たされているといえます。

尊敬してもらえた・自分の考え方を受け入れてもらえた・自分を価値ある存在として認めてくれたと感じるからです。

 

若者を批判する人にも承認欲求が強く働きます。

「若者はマナーがなっていない」「最近の若いもんは根性がない」「若者の言葉は乱れて
いる」

 

この言葉には

「だから自分たちのような上の世代の人の方が優れている」という優越感が隠れています。

 

周囲の人よりも優れていたいという承認欲求が働いているのです。

 

内集団・外集団の考え方

内集団とは、自分が所属しているグループのことであり、外集団は違うグループのことです。

人はたいてい自分が所属する集団を優れていると思いたがります。

若者を批判する人は、自分や上の世代の人を内集団とみなして高く評価し、若者を外集団とみなしてより低く評価することを無意識に行うのです。

 

そこには、年齢を重ねるごとに生じる自身の老いに対する不安や、若さを羨ましく思う少しの嫉妬心があります。

人として当然のこれらの感情が根底にあり、若者を批判することでバランスをとろうとするのです。

批判されたらどうするか

上の世代の人が昔と今を比べて話をするとき、「私が若い頃はこうだった」と昔を懐かしみながら変化した事柄を話す場合もあれば、「そんなことも知らないのか?」と若者を強く批判する場合もあります。

このような場面に出会ったら、どのように対応すればいいのでしょうか。

「私が若い頃はこうだった」と昔を懐かしんで話す場合

この話し方をする人は、

昔を知らない若者に対する優越感。いまの現実に向き合いたくない。

このような気持ちで話していると思われます。

 

「でも今は~~~ですよ」と反論すると怒りを買ってしまう可能性もあるので、けなされたりひどい扱いをされたりしないかぎりは話に耳を傾けると何かためになることや新たな発見があるかもしれません。

「そんなことも知らないのか?」と強く批判される場合

この話し方をする人は

識がない若者を未熟だと思うことで優越感を得たい

このような気持ちで話していると思われます。

 

謝ったり沈黙したりしてしまうよりも「知らないので教えていただけますか?」と言えば、相手の優越感を満たしつつ、自分の知識を増やすこともできるかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?

 

若者を批判する人の心理と対応策についてご紹介しました。

 

◎承認欲求…自分が価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求のこと。
◎内集団・外集団の考え方…無意識に自分が所属する内集団を優れていると高く評価し、
若者を外集団としてより低く評価する。
◎批判された時は反論せず教えてもらうことで対立せずに済むだけでなく、
自分の知識を増やせる可能性もある。[/st-cmemo]

 

若者にとっては上の年代の人から批判されるのは悔しいかもしれません。

しかし、若者も経験不足や勘違い・認識のズレなどにより未熟な部分もあり、上の年代の人が言うこともあながち間違いではないかもしれません。

 

上の年代の人は、若者を批判する前に自分の心理を理解し、なるべく批判という強い態度に出ないこと。

若者は、批判してくる上の年代の人の言葉を邪険にしすぎることなく、役立つ話もないかどうか興味を持ってみる。

 

というお互いの歩み寄りができるようになれば、トラブルも減るのではないでしょうか。

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