この記事では、ストレスがたまるのを防ぐ方法についてご紹介します。
ストレスを感じた時、どうしていますか?
趣味やスポーツに打ち込む・愚痴を言うことなどで「スッキリした!ストレス解消!」とい方もいらっしゃれば、ご自身の中にストレスを抱え込んでしまう方もいらっしゃると思います。
このような悩みを解決するのが、ストレスがたまるのを防ぐことができる「ストレス・コーピング」です。
ストレス・コーピングによって環境や考え方を変えることでストレスが軽くなるので、ストレスに強い自分になれます!
ストレスとストレッサー
ストレッサー…その歪みを生じさせた刺激。
仕事や学校、家庭など様々なシーンにおいてストレッサーはつきものです。
ストレッサーをなくすことは難しいため、対処法によってストレスの蓄積を防ぐ必要があります。
ストレスの対処法としては、「ストレス・マネジメント」が挙げられます。
ストレスがたまるのを防ぐ方法 ストレスマネジメント
ストレス・マネジメントでストレスをコントロールし、ストレスを軽減します。
ストレス・コーピング
ストレス・マネジメントの中でも、ストレッサーそのものに働きかけることを「ストレス・コーピング」と呼びます。
ストレス・コーピングの例
問題解決型対処
ストレスやストレッサーを問題として捉え、その問題を解決することによってストレスを軽くする方法です。
①問題を明確にする
②問題の原因を見つける
③複数の解決策や選択肢を出し、実行する順番を決める
④解決策や選択肢を実行し、ストレスを軽減できない場合は他の解決策や選択肢を実行する
情動処理型対処
ストレッサーから生じる情動反応(イライラ、悲しみ、つらさなど)に焦点を当て、意識を切り替えたり気持ちを調節したりしてストレスを軽くする方法です。
①逃避型…ストレッサーから遠ざかる(旅行など)。
②発散型…ストレスを発散する(八つ当たりなど)。
③解消型…別の行動に打ち込むことでストレスを解消する(趣味・スポーツなど)。
ただし、八つ当たりなどの発散方法は他人や物に危害が及んだり新たなストレスが生じる恐れもあるためオススメできません。
また、飲酒・ギャンブルでのストレス解消は依存など別の問題を引き起こす可能性もあるため、たしなむ程度にするよう注意が必要です。
認知的処理型対処
自分の性格や行動パターンを分析して、ストレスが生じる前にあらかじめ対策をしたり、考え方や認知の歪みなどを修正してストレスを軽くする方法です。
・ストレスを感じ始めたら、その場を離れて落ち着ける時間をとる。
・他人の目を気にしすぎず、自然体でいられるようにする。
社会的支援型対処
自分一人でストレスやストレッサーに対処するのではなく、周囲の人や専門家の協力を得てストレスを軽くする方法です。
・知人、上司に相談する。
・家族、友人に相談する。
・精神科医、カウンセラー、セラピストなど専門医に相談する。
ストレスに対処する場合は、基本的に以上の対処法を使うことになります。
(1)「問題解決型対処」と「(3)認知的処理型対処」はある程度まとまった時間を必要とします。
時間がない場合やストレスがそれほど大きくない場合は「(2)情動処理型対処」を使うといいでしょう。
↓
「(2)情動処理型対処」でストレス解消と「(3)認知的処理型対処」でストレス軽減を行い
↓
ストレスやストレッサーが大きいなど自分だけではどうしようもない時は「(4)社会的支援型対処」を選ぶ
というように、ご自身に合わせてうまく組み合わせるとストレスがグッと減るでしょう。
まとめ
今回は、ストレス・マネジメントの中の「ストレス・コーピング」によってストレスがたまるのを防ぐ方法をご紹介しました。
◎ストレス・マネジメントでストレスをコントロールし、ストレスを軽減する(ストレス・コーピング)。
◎問題解決型対処…問題を解決することでストレスを軽くする。
◎情動処理型対処…旅行やスポーツなどで気持ちを切り替えることでストレスを軽くする。
◎認知的処理型対処…自分の性格や行動パターンを知り、対策を立てたり考え方を変えたりすることでストレスを軽くする。
◎社会的支援型対処…周囲の人や専門家の協力を得てストレスを軽くする。[/st-cmemo]
ストレス社会といわれている現代をうまく乗り越えるためにもストレス対処は重要です。
今回ご紹介した方法を使って元気に毎日を過ごしていきましょう。
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