心理学から見る「ストレス」~ストレッサーの種類

この記事では、ストレスとは何か・ストレッサーの種類についてご紹介します。

あなたはどんな時にストレスを感じますか?

仕事が多すぎる

同僚や友人との人間関係に悩みがある

やりたいことがあるのにできない

など、多かれ少なかれ誰でもストレスを感じるシーンはあります。

このような悩みを解決するには「ストレスとは何か・どんな種類があるのかを知ること」が大切です。

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ストレスとは

「ストレス」という言葉は、もともとは物理学の分野で、圧力による物体の歪みを指していたといわれています。

「ストレス」は、ストレス学説において、生体内に生じた歪みの状態を表現する抽象的な言葉として使われ始めました。

ストレス学説
生体のストレス反応に関する研究。動物はストレスを受けるといったん抵抗するが、やがて限界を迎えて死亡することを明らかにした。

 

ストレスは、「生体に何らかの歪みを起こさせる刺激」と「その結果生じる歪み」に区別されます。

ストレス(状態)…生体側に生じた歪み
ストレッサー…その歪みを生じさせた刺激

ストレスの原因ストレッサー

身体に歪みを生じさせる刺激であるストレッサーは大きく3つに分類されます。

ストレッサーの種類

物理的ストレッサー…騒音・暑さや寒さ・花粉・放射線など
生理的ストレッサー…病気やケガ・睡眠不足・過労など
心理的・社会的ストレッサー…人間関係(会社・学校・家庭など)
配偶者の死や離婚・働きすぎなどのネガティブなもののほか、結婚や入社・入学・引っ越しなどの喜ばしい環境の変化もストレスの原因になります。

ストレッサーの例

葛藤(コンフリクト)

葛藤(コンフリクト)
2つ以上の欲求・意向があり、それらが相互に拮抗・抗争していて行動が取れなくなっている状況。
<例>
・ゲームもしたいし、彼女とデートもしたい。
・つらい練習は嫌だけど、試合に負けるのも嫌だ。
・ケーキを食べたいけど、太るのは嫌だ。

このような状況下におかれた人は、行動傾向が相反しているため行動ができなくなり、内部に緊張状態を持ち続けることになります。

フラストレーション

フラストレーション
動機付けられた行動の欲求が何らかの障害により阻止された状態(=欲求不満状態)および、それによる失望や挫折・落胆・苛立ちなどの一連の不快な感情。

このような状況下におかれた人は、内部にそのフラストレーション状態といわれる高度の緊張状態が生じ、ストレス状態に陥ります

 

<例>フラストレーションが起きやすい障害とは?
外的な障害法律などの規制や経済的要因・対人的要因
→お酒を飲みたいけど高校生だから法律で禁止されている。
→大学に行きたいけどお金がない。
→一人暮らしをしたいけど親が許さない。

内的な障害世間体や常識・体調不良などを含めた自分の中の問題
→人に嫌われるから、非常識だと思われたくないからやらないなど。

 

 

ライフイベント

日常における生活に変化が生じた場合、ストレッサーとなる見方があります。

様々なライフイベントの中で、ストレスレベルの上位に位置づけられるものは次のとおりです。

ストレスレベルの上位に位置づけられるライフイベント
・配偶者の死
・離婚
・夫婦の別居
・結婚
・解雇
・退職

ストレッサーとなるライフイベントは、人間関係の問題が多い傾向があります。

日常苛立ち事

日常生活において稀にしか経験しないような重大な出来事よりも、より日常的に繰り返し経験されて不快な情動を引き起こすような出来事である日常苛立ち事の方がストレスを感じやすいとされています。

<例>
・会社での人間関係が悪い
・仕事の量が多すぎる

カタストロフィ

ストレスと関連のあるカタストロフィは自然界および人間社会の大変動や変革のことを指します。

大規模災害や凄惨な犯罪などに遭遇した時に、身体的外傷とは別に大きな心理的ダメージを受けて、それが心の傷として長く残ります。

まとめ

今回は、ストレスとは何か・ストレッサーの種類についてご紹介しました。

◎ストレス(状態)…生体側に生じた歪み
◎ストレッサー…その歪みを生じさせた刺激
◎主なストレッサー…葛藤(コンフリクト)・フラストレーション・ライフイベント・日常苛立ち事・カタストロフィ
◎ストレスの蓄積によって精神面・身体面の不調を引き起こす恐れがあるため注意が必要

ストレスが蓄積されると、イライラ不安感落ち込み集中力の低下といった精神的な影響が生じます

それらが悪化して、うつ病パニック障害などの心の病気を引き起こします

また、心の病気だけではなく、頭痛肩こり高血圧胃潰瘍といった身体面の不調の原因にもなります。

ストレスをためすぎないこと、そしてストレスに気が付いたら早めに対処することが大切です。

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